匿名ダイアリーに自身への言及があるとして削除依頼を受けた事例

  • 匿名ダイアリーに個人が特定できる情報とともに自身に対する根拠のない誹謗中傷が記載されているとして削除依頼あり
  • 匿名ダイアリーでは、特定の人物が言及された記事に当事者より削除依頼を受けた場合は、意見照会などは行わず削除を行うルールとしている。そのため、記事を削除した。また、今後は同様の言及を匿名ダイアリー内で行うことを禁ずる旨、登録メールアドレスあてのメールにて勧告を行った
  • その後、投稿者により、再度同様の内容が投稿されていることが判明した。氏名は伏せられていたが、所属や状況から言及されている個人は容易に特定できる状態であった。
  • はてなからの注意勧告に従っていない状況であるので、匿名ダイアリーの利用を停止し、投稿を削除するとともに、今後、別のアカウントを取得してのサービス利用も含めて禁止する旨を登録メールアドレスあてに連絡した
  • その後、新規に取得された別アカウントで一連の削除に関して言及した匿名ダイアリー記事が投稿され、削除された記事の投稿アカウントによりブックマークが行われていた。また、新規に取得された別アカウントとブックマークを行ったアカウントの利用環境は一致し、同一人物であることが確認された。
  • 新規で取得されたアカウントについても利用停止とし、投稿の削除を行った。また、一人で複数のメインアカウントを利用することもはてな利用規約では禁止事項としているため、双方のアカウントはサービス全域の利用を停止した

補足

本対応は、匿名ダイアリーのみに適用される特例的なルールに基づきます。本ルールに対する考え方としては、下記のように告知日記にて記載いたしております。

はてなは、はてな匿名ダイアリーについて、投稿者が表示されず文責を問いにくいサービスであるという性質上、特定のユーザーや個人を批判・攻撃する文章を公開する目的での利用を適切とは考えておりません。特に、投稿者が表示されない状況を悪用し、言及された当事者が掲載を望まない内容を意図的に投稿する行為は、嫌がらせ、迷惑行為に該当すると判断して差し支えないものと考えます。

はてな匿名ダイアリーへの投稿に関する削除の対応方針を追加しました - Hatelabo Developer Blog

なお、はてなブログなど投稿者の記名があるサービスにおいて、特定人物に対する論評を行う場合にはこのルールは適用されません。従来通り「はてな情報削除の流れ」に沿い、対応を行います。